分子標的樹状細胞療法について

がん抗原を認識し、がん細胞のみを効率的に攻撃

効率的・選択的に攻撃するという分子標的薬の良さと強い抗原(ペプチド)認識力でがんに接着するという
がんペプチドワクチン療法の良さを兼ね備えた治療法です。

抗がん剤が効きにくい方
がんが再発した方
難治性がん・進行がんの方
多発転移、広範囲に転移している方
  • 副作用が少なく、あらゆる難治性がん・進行がんに対応
  • 通常1~4週毎

分子標的樹状細胞®療法とは

患者さまの血液から採取した樹状細胞の基となる単球を体外で培養して、複数のサイトカイン(細胞の増殖や活性化に関わるタンパク質)や人工抗原(がん細胞の目印となる物質)、 分子標的処理、あるいは免疫賦活剤(免疫を活性化する薬)などを用いて改良した「分子標的樹状細胞® 」を患者さまの体内にお戻しする治療法です。
治療後は活性化されたご自身の免疫力によってがんを退縮、あるいは消失させることを目指します。

樹状細胞療法説明図

がんペプチドワクチンで分子標的樹状細胞の効果を高める

がんにはがんの増殖や浸潤、転移に関与するたんぱく質があり、これが「がん抗原(ペプチド)」です。がんを攻撃するリンパ球・CTL(細胞傷害性T細胞)は 樹状細胞からこのがん抗原(ペプチド)の情報をもらい、それをターゲットにしてがん細胞を攻撃します。 しかし、がん患者さまの樹状細胞はこのがん抗原(ペプチド)を認識する力が弱まっているため、がんの発生・増殖を許してしまっているのです。
そこで当院では、がん抗原(ペプチド)を人工的に作製した「ペプチドワクチン」を搭載した分子標的樹状細胞® を患者さまの体内に戻しています。ペプチドワクチンのおかげで、CTLは効率的にがん細胞を攻撃することができるようになります。

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更新日:2017年6月17日