スーパープレシジョン検査

スーパープレシジョン検査について

がん治療の個別化を促進する最新ツール

フローサイトメトリー機器を用いて、免疫細胞の細胞表面マーカーおよび核内転写因子の発現を調べます。この検査により、免疫細胞の抑制状態、疲弊状態、および活性化状態(免疫細胞バランス)を把握することが可能になります。

免疫抑制細胞項目

ヒトの体内にはもともと、制御性T細胞(Treg)という免疫抑制細胞が存在しています。Tregの中でも特に免疫抑制力の高いエフェクターTreg(eTreg)は、抑制特異分子を発現していることが報告されました。この項目では、CD4細胞のうち免疫抑制細胞がどのくらい存在しているかがわかります。

免疫疲弊細胞項目

活性化されたCD8細胞は細胞障害性T細胞(CTL)とも呼ばれ、がん細胞や感染細胞を抗原特異的に直接攻撃することができます。しかし、活性化された状態が長期間持続すると、免疫チェックポイント分子(疲弊分子)と言われるタンパク質を発現するようになり、攻撃力が弱まってしまうことが知られています。この項目では、CD8細胞のうち疲弊状態の細胞(exhausted T cell:exT)がどれくらい存在しているかがわかります。

抗腫瘍エフェクター細胞項目

近年、免疫チェックポイント阻害剤が良く効く患者さまでは、エフェクター特異分子が中程度発現していることが報告されました。この項目では中程度エフェクター特異分子が発現しているCD4細胞、およびCD8細胞がどのくらい存在しているかがわかります。

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更新日:2021年4月27日